Exhibition
展示会
展示会
企業の事業戦略において、展示会への出展は、自社製品・サービスのPR、新しいビジネスチャンス拡大の両面で、多大なメリットを秘めています。そのため、業種・業界を問わず展示会イベントは常に活況で、出展ブースでは様々な工夫を凝らしたプレゼンテーションが展開されています。しかし、限られた開催期間、即席で設けられた商談ブース、競合他社と比較される環境で、いきなり大規模契約を期待するのは現実的ではありません。収益拡大という目標を達成するには、出展の目的を明確化し、その目的に対してもっとも効果的な情報発信を実施することで、着実に成果を引き出すことが重要です。ここではアイキャッチ動画とプレゼンテーションに分けてポイントをお伝えします。
展示会スライドの作成ポイント
アイキャッチ動画 ~短尺+テロップで飽きさせない工夫を~
展示会では、広い会場に多くのブースがあるため、見た目のインパクトが集客人数を左右します。アイキャッチの動画は、パッと見てそのまま見入ってしまうような作りにすることで、来場者に製品・サービスへ興味を持ってもらうことができます。アイキャッチ動画作成のポイントは大きく2つです。
Point. 1できるだけ短尺にする
商品発表会やセミナーなどで動画を流す場合、聞き手はその製品・サービスの情報を自ら取りに来ていることが多いですが、展示会の場合はそうとは限りません。限られた時間の中で、数十社の出展ブースを全て丁寧に回る人はいませんので、いかに短時間で興味を持ってもらえるかが重要になります。そのため、アイキャッチの動画はできるだけ短く作成することをオススメします。多くの場合、来場者は立ったまま映像を見ますので、長くても3分程度がオススメです。
Point. 2テロップを大きく入れる
展示会では、各企業がブースで流すBGM、動画の音声やプレゼンのスピーチなど、様々な音が鳴っています。そのため、アイキャッチ動画にはテロップを大きく入れることをオススメしています。ポイントとなるキーワードだけでも入れておくことで、その後ブース内の展示を見たり、プレゼンを聞いたりする際、情報がつながりやすくなります。
プレゼンテーション ~大切なのは、目を惹くプレゼン~
展示会におけるブースへの集客では、来場者が“立ち止まりやすい状況”をつくるのが重要です。プレゼンテーションをすることは、「見てもいい」という理由になるため、大きな集客効果を発揮します。
しかし、ただ単にプレゼンをして人を集めればいい、というわけではありません。つまらないプレゼンでは、せっかく立ち止まった人も離れてしまいます。展示会で特に気をつけるべきポイントを3つご紹介します。
Point. 1商談につながるスライド作成
展示会でのプレゼンテーションは、セミナーや営業商談でのプレゼンと違い、自社製品やサービスに興味がない方もターゲットとなる上に、その場で競合他社と比較されます。そのため、アイキャッチ動画と同様、普段使っている資料でプレゼンをしても効果は薄いと考えられます。以下の点を意識してスライドを作成することをオススメします。
・アイキャッチ動画やブース内の製品展示などとの役割分担
・商品の特徴、ユーザーにとっての導入メリットに特化したシナリオづくり
・モニターサイズやターゲットの人数を考慮した、展示会専用のスライド作成
Point. 2プレゼン機器の確認
展示会のブースでよく使われるモニターなどの機器を、会場にてレンタルされる方も多いでしょう。モニターは各メーカーや品番によってデータの映写範囲が異なりますので、「データの端が切れる」など、予想外のことが起こり得ます。実機での事前シミュレーションができれば一番良いですが、そこまでできる展示会は少ないので、現場でのレンタルになる場合は、早めに会場入りし、設備機器の確認をオススメします。また、データも投影用PCだけに保存しておくのではなく、複数台のPCに保存して持って行く、クラウドにもアップしておくなど、データ破損や紛失のリスクを最小限にしておくと良いでしょう。
Point. 3社員がプレゼンテーションを行う場合は徹底トレーニングを
展示会の場合、プロのMCの方にプレゼンターをお願いする場合もありますが、質疑応答なども考え、自社社員が務めることもあると思います。その場合、「手元のPCを見ながら話している」、「声が小さい」などの傾向がよく見られます。来場者は、明るく大きな声で話している人に注目しますので、まずはそこを意識してください。
プロのMCが徹底トレーニングをしてプレゼンに臨む通り、社員の方の場合も、少しでも事前に練習することをオススメします。その際、展示会の来場者に近い知識・状態の社員にダメ出しをしてもらうと、より伝わるプレゼンテーションになるでしょう。
プレゼンテーションの基本は、相手にとってのメリットを明確に伝え、心をつかみ、行動を促すこと。アイキャッチ動画も、ブースでのプレゼンも、展示会というシーンを意識したつくりにすることで、効果を発揮します。good presen!では、これまで数多くの展示会のアイキャッチ動画、プレゼンスライドを作成してきました。制作実績のご紹介も可能ですので、ぜひご相談ください。
話し方のコツについてはこちらをご覧ください。
参考記事「プレゼンテーションを成功に導く「話し方」のコツ7選」