Internal Branding
インナーブランディング
インナーブランディング
ビジネスシーンで「ブランディング」と呼ばれているのは、商品価値や企業価値を顧客や株主に伝える「アウターブランディング」が主ですが、近年では企業が従業員にビジョン・ミッションを伝える「インナーブランディング」も重要視される傾向にあります。しかし、重要性は分かっていても、具体的にどのような取り組みを行えば良いか迷っている方も多いのではないでしょうか。
インナーブランディング施策の種類はいくつもありますが、good presen!では主にキックオフや経営発表会など、インナーイベントでのプレゼンテーションをご提案しています。ここでは、従業員に「伝わる」プレゼンのポイントを3つご紹介します。
インナーブランディングスライドの作成ポイント
Point. 1聞き手が自分事化できる工夫
創業時から大事にしているビジョン・ミッションや、社長の熱い想いが込もったメッセージを従業員に伝えることで、従業員一人ひとりの日々の行動が変わることを期待されている経営層の方は多くいます。しかし、業務の合間に従業員を集めてインナーイベントを開催しても、プレゼン内容を自分事として受け取ってもらわなければ、従業員はメッセージの重要性に気付かず、行動に移すことができません。その場合、経営層にとってもインナーイベントにかけた労力が無駄になり、従業員にとっても、わざわざ集まった時間が無意味になってしまいます。せっかくのイベントを有意義に活用するためには、従業員がプレゼン内容を自分事化できる工夫が不可欠です。
一口に従業員と言っても、業務内容、社歴、ポジションなど人によって異なります。そのため、内容によって「伝わる人」「伝わらない人」が出てきてしまいます。もちろん、イベントに参加する全従業員に等しくメッセージを伝えられるのが理想ですが、部署数、従業員数が増えていくと、それは困難になります。まずは、誰に、何を伝えたいか、そしてどんな伝え方をすればその人が受け取りやすいかを考えてみてください。ポイントは、具体的に特定の従業員の顔を思い浮かべ、その従業員が直面していそうな課題や、興味関心がありそうな情報を想像することです。「会社の話」ではなく「自分の話」と受け取って初めて、行動にまで繋げることが可能です。
good presen!では、聞き手を意識したメインメッセージとシナリオ設計に最も時間をかけ、従業員に「伝わる」プレゼンをご提案しています。
Point. 2飽きさせない演出
経営発表会や全社キックオフなどは、全社で集まる年に数度の貴重な会のため、コンテンツが盛りだくさんになる傾向にあります。そのため、プレゼン時間が長くなってしまい、聞き手が飽きてしまうこともよくあります。自分事化してもらえるシナリオを設計しても、つまらないプレゼンで集中力を切らしてしまってはもったいないので、社内イベントだからといって手を抜かず、飽きさせない演出を意識してみてください。
ポイントは大きく2つです。1つ目は、スライドの工夫。プレゼンで使用する画像や動画などは、フリー素材でまかなうのではなく、会社や組織で撮影したものを使うと良いでしょう。普段目にしているものを用いることで、より自分事化でき、プレゼンへの興味も高まります。2つ目は、プレゼンターの話し方の工夫。事実を淡々と話すのでも、一方的に熱くなるのでもなく、聞き手の反応を見ながらプレゼンター自身の言葉で丁寧に語ってください。現在の経営環境やリスクなどを取り入れ、抑揚をつけるなどプレゼン自体への興味を高める演出が肝となります。
Point. 3他の施策との関連付け
「伝わる」プレゼンを成功させるためにもう1つ重要なポイントは、プレゼン以外の施策とも関連付けることです。インナーブランディングにはイベント開催だけでなく、クレドカードや社内報、ノベルティの配布など様々な手法があります。施策を単体で動かすのではなく、インナーブランディングの全体設計に基づいて、各施策を講じてていくのが良いでしょう。ブランドデザインや打ち出すメッセージを揃えることで、従業員の印象に残りやすくなります。プレゼン単体を担当される場合も、ぜひ他の施策担当者と情報共有してみてください。
インナーブランディングの強化により、従業員一人ひとりが自社のビジョン・ミッションを理解し、行動にも反映させることで、従業員自身が広告塔になり、アウターブランディングにも繋げることが可能です。限られたリソースで効果的なインナーブランディング施策を打つのは容易ではありませんが、しっかりと設計することで、組織変革を実現できます。good presen!はこれまで、多くの企業様のインナーブランディング用プレゼンスライドを作成してきました。シナリオ設計、スライドデザイン・演出など、お気軽にご相談ください。