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2023.06.23
スライド制作テクニック プレゼンのノウハウ

【サンプル動画付】スマホ閲覧でもわかりやすい!パワーポイントで大学の学生募集動画を作成してみた

【サンプル動画付】スマホ閲覧でもわかりやすい!パワーポイントで大学の学生募集動画を作成してみた

近年スマートフォンでの動画視聴が当たり前になり、ユーザーのより良い視聴のために縦型で閲覧しやすい動画を作成することが増えています。同様に商品紹介やサービス案内のプレゼンテーション資料もBtoC向けであれば縦型で作成することで伝わるプレゼンを多くのターゲットへ届けることができます。本記事では、普段、企業のプレゼンテーションを企画作成するgood presen!が、パワーポイントで作る縦型動画について徹底解説いたします。パワーポイントの可能性と2021年の動画市場動向についてのご紹介とあわせ、大学の学生募集を題材に作成した30秒尺と60秒尺のサンプル動画、ぜひご覧ください。
まずは60秒版です。スマートフォンでのご視聴をオススメいたします。

【60秒版】


続いて、60秒版を活用して作成した30秒版をご覧ください。

【30秒版 教育編】


【30秒版 国際交流編】


目次
  1. 1|パワーポイント動画の可能性
  2. 2|縦型動画のポイント「離脱を防ぐ、飽きさせない工夫が大事」【60秒版サンプル】
  3. 3|長尺動画を短尺に編集する際のポイント【30秒版サンプル】


1|パワーポイント動画の可能性

パワーポイントで動画を作成する。その選択をする方は少ないと思います。しかし、パワーポイントのアニメーション機能をうまく活用することで一般的な動画編集とは異なる利点を発揮することができます。企画書作成に多くの方が使用するパワーポイントの知られざるポテンシャルをご紹介します。

①ニーズ高まり続ける動画市場

まずは直近の動画市場について電通社発表の「2020年 日本の広告費」の記事よりご紹介いたします。 2020年の日本の総広告費は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、前年比89%と大幅な減少が見られました。しかしインターネット広告媒体費はDX化の後押しもあり、前年比105.6%の1兆7,567億円。そのうち動画広告費は、前年比121.3%の3,862億円でインターネット広告媒体費全体の2割を超えています。また、2021年は2020年比110.4%の4,263億円になるとの予測もあります。 動画投稿アプリ「TikTok」や「Instagram」の”ストーリーズ”や”リール”などの縦型動画は消費者向けコンテンツとして人気でしたが、近年では様々な企業がサービス情報発信用のアカウントを持ち、日々縦型の動画広告を目にする機会が増えていると思います。

②縦型動画のメリット・デメリット

では、縦型動画はメリットだけでしょうか。ここでは縦型動画のメリット、デメリットをご紹介します。
●メリット
・スマホの向きを変える必要がないので離脱率を抑えられる
・画面いっぱいに表示できるので訴求力が上がる
●デメリット
・PCユーザーには見づらい
・下から上への動きが基本になるため、横型の撮影機材などで撮影した素材を用いる場合は作成、編集がしづらい

スマホ普及率が上がっているからと言って、なんでもスマホ(縦)型動画にすれば良いというわけではなく、スマホで視聴するターゲットやシーンが明確な場合に縦型動画を活用するのが良いと言えます。
また、「動画」と聞くとカメラで撮影した素材を編集するイメージが強いかもしれませんが、横画角のカメラで撮影した素材は縦型動画には使いづらい場合もあります。しかし、ターゲットに自社サービス/商品を説明するためには、撮影素材ではなくテキストや画像、図解などをグラフィックデザインで効果的に用いる方が伝わりやすい可能性もあり、そのような場合にパワーポイントでの作成は非常に便利です。

2|縦型動画のポイント「離脱を防ぐ、飽きさせない工夫が大事」【60秒版サンプル】

パワーポイント動画の可能性についてお伝えできたところで、続いて作成のポイントをご紹介したいと思います。 今回は大学紹介動画ということで、ターゲットは高校生。動画を見た後、大学に興味を持ち、webサイトで詳細情報を収集する、資料請求をするなどの次の行動につなげることが目的です。

【60秒版】


①メインメッセージはターゲットに刺さるコピーと印象に残る演出を

動画に限りませんが、このコンテンツで一番伝えたいこと、つまりメインメッセージの設定は非常に重要です。動画の場合、最初のタイトル部分は見てもらえる可能性が高いので、単純に「○○大学 紹介動画」など大学名しか伝えないのはもったいないと考えられます。今回の動画で言えばメインメッセージは「幅広い選択肢の中から最善の選択を」「私の未来、私が選ぶ。」です。「PRESEN UNIVERSITY」だけではどのような大学か不明ですが、これらのメッセージがあることで、様々な選択肢が用意されている大学、そしてその選択肢から自ら選べる大学、ということを伝えることが可能です。
そして動画の場合は、このメッセージがキャッチ―であることがよりポイントとなります。パンフレットやwebサイトなどのしっかり読み込むコンテンツでは、メインメッセージはもちろん、内容の充実度も重要になりますが、動画は「読む」というより「見る」コンテンツなので、パッと見て印象に残るか、一度見ただけで記憶に残るかが大切になります。 電車内の動画広告などを思い出していただくと良いかもしれません。

②内容は欲張らず伝えたいポイントを絞る

内容についても、上記でご説明した「動画は見るコンテンツ」ということを意識し、詰め込みすぎないことが大事です。せっかく動画を作るのなら、なるべく多くの情報を伝えたい、と思うことは自然ですが、見る側の視点に立ってみると、情報量の多いコンテンツは理解するのに時間がかかり、疲れてしまいます。動画だけで全て伝えようとするのではなく、ポイントは動画、詳細はwebサイトやパンフレットなど、他のコンテンツ、媒体と役割を分けて検討すると良いでしょう。
今回の動画はサンプルなので、尺は1分程度、内容も「大学全体」「教育」「国際交流」のみにしてありますが、全てのテーマを入れ込む場合でも、尺は3分程度、内容も1テーマにつきポイント2,3点など、シンプルな作りにするのがオススメです。動画で概要やポイントを魅力的に伝え「もっと詳しく知りたい」と思わせることで、次のアクションにつながります。逆に、情報量の多すぎる動画だと、視聴者に整理されていない印象を与え、他のコンテンツを見てみたいという気持ちを削いでしまう可能性もあります。

③デザインはターゲットの目が喜ぶものを

メインメッセージや中身の情報がどんなに魅力的でも、デザインがイマイチでは見る気が失せてしまい、内容が頭に入りません。動画を見てほしいターゲット層の目が喜ぶ、見ていて飽きないデザインを心がけることが大事です。サンプル動画のデザインは、高校生がターゲットになるため、ピンクとライトブルーのツートンカラーで爽やかでトレンド感のある印象にしました。大学の学生募集用のコンテンツとして、読みやすく、分かりやすい、しかし堅くならないという視点を持って、フォントやアイコン・イラストタッチの選定を行いました。パワーポイントで制作するデザインでも、オブジェクトの背景にドットやストライプ柄を施すことで奥行きのあるデザイン表現が可能になります。そして各オブジェクトにアニメーションを適切に設定することでこれらのデザイン意図がより効果を発揮します。

④アニメーションはルールに乗っ取りつつ不規則にすることでスピード感を作る

上記3点のポイントに加え、動画ならではのポイントとして非常に重要なのが、アニメーションです。まずはこちらをご覧ください。

【60秒版 単純アニメーション】


最初に見ていただいた動画と内容やデザイン、尺はほぼ同じですが、長く、間延び感を覚えるのではないでしょうか。それはアニメーションの付け方に工夫がないためです。
聞き手を前にしたプレゼンテーション用のスライドでは過度なアニメーションは厳禁で、伝えたい順、話す順にシンプルなアニメーションを付けることをオススメしていますが、動画の場合は見て飽きない作りにすることが大事です。

例えば今回であれば、縦型動画なので下から上への動きを付けつつ、ひとつひとつのオブジェクトも印象的な出し方をしています。また、テーマが変わるタイミングで背景の2色が入れ替わるアニメーションも、飽きない工夫のひとつです。デザインでご紹介した各オブジェクトの背景のドットは、少しずらして出すことで奥行きをもたせ、平坦な印象を軽減しています。その他、タイトルの文字が回転して出てくるのも動画ならではの遊び心です。全体的なルールはしっかり作りつつ、強調したい内容はあえて不規則な出し方をすることで、記憶に残りやすくなります。

3|長尺動画を短尺に編集する際のポイント【30秒版サンプル】

では続いて、作成した動画を30秒、15秒などの短尺動画に編集する際のポイントです。今回は「教育編」と「国際交流編」をそれぞれ30秒で作成しました。

【30秒版 教育編】


【30秒版 国際交流編】


60秒のものと比べてかなり早く見終わる印象を受けるのではないでしょうか。
短尺の場合も基本的に上記4点のポイントは変わりませんが、使える尺が短い分、内容の精査とアニメーションの付け方には工夫が必要です。

①無理にダイジェスト版を作らず、テーマごとにまとめる方法も

短尺にする際、元動画のポイントをバランス良く抜き出してダイジェスト版を作る方法もありますが、無理に短くすると内容が十分に伝わらない可能性もあります。そのような場合は、ターゲットやシーンに合わせてテーマごとに複数の短尺動画を作ると良いでしょう。今回の大学紹介のサンプルでは、「教育内容に興味がある生徒」「国際交流の内容に興味がある生徒」というターゲット分けが可能なため、教育編、国際交流編として分割しました。

②強調したいポイントのみ動かし、より記憶に残りやすく

アニメーションの付け方については、長尺の時よりもさらに緩急を付ける必要があります。例えばタイトルのスライド。長尺では10秒かけて全てのテキスト情報を出していましたが、30秒版の場合は「私の未来、私が選ぶ。」以外の情報は先に出しておき、メッセージとして一番強調したい「私の未来、私が選ぶ。」のみにアニメーションを付けています。これにより、タイトルの尺を10秒から3秒に短縮できると同時に、一番伝えたい情報を記憶に残りやすくすることが可能です。動画の最後でも「私の未来、私が選ぶ。」のみ出すことで、30秒という短い時間でも伝えたいメッセージを明確に打ち出すことが可能です。
タイトル以外も、強調したい部分のみアニメーションを付ける、動きを変える、などの工夫をしています。ぜひ60秒版と比較してみてください。

伝わる動画作成はgood presen!へお任せください

60秒版と30秒版の縦型動画、いかがでしたでしょうか。
動画ソフトでももちろん作成は可能ですが、パワーポイントで作っておけばテキスト情報の更新等が容易にできます。他媒体との役割分け、情報整理、コピーライト、デザイン、アニメーション設定など、ターゲットとトレンドに合った動画作成をご提案させていただきます。お気軽にお問い合わせください。

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